【雑学DB】2018 自然災害大国日本 防災の最新常識 地震編

TV視聴録
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最近、紀伊水道近辺で地震が多いようだが、またどこかで大きな地震が発生しないように祈る
ばかりである。
今年は大阪や北海道などで大きな地震が発生しているだけに余計に気になるのだが、猛暑の
後には大きな地震が多いとも言われるので(俗説だが)注意は必要だと思う。

とは言え地震の予知は現時点では無理だと言うし、地震が全く発生しない日本の地域など
存在しないので、地震が発生した場合にいかに自分と家族を守るかという知識を身に着けておく
必要はある。

そこで、9月に池上彰さんのニュースそうだったのかで放送された
『池上彰と考える自然災害大国日本』という特集を録画保存版として残してあったのでもう一度
視聴し、そこで紹介された防災の最新常識をまとめてみたいと思う。

  1. 防災新常識-地震編-
    1. 家の中で地震に遭遇した場合
      1. 地震の大きな揺れが来たらまずは身の安全を図る
      2. 家の中で比較的安全な場所は玄関
      3. 机の下が安全とは限らない
      4. 家の中で子供と別の部屋にいた場合、まずは自分の安全を確保する
    2. 外出時に地震に遭遇した場合
      1. スーパーマーケットで遭遇した場合は買い物かごで頭部を保護する
      2. エレベーター内で遭遇した場合は全ての階のボタンを押す
      3. 住宅地で遭遇した場合、極力ブロック塀には近づかない
      4. 学校で遭遇した場合は天井や窓ガラスに注意する
      5. 外で地震に遭遇した場合は様々な危険性があるので想像力を働かせて避難行動を取る
  2. 地震の多い地域と少ない地域
    1. 震度5弱以上の地震が多い都道府県 ※過去約95年間
    2. 震度5弱以上の地震が少ない都道府県 ※同上
  3. 現在想定されている主な大規模地震
    1. 南海トラフ地震の発生確率は今後30年間で70~80%
  4. 防災新常識-津波編-
    1. 海の近くで地震に遭遇したら
      1. 海の近くで地震に遭遇した場合、最も近い3階以上の建物のなるべく高い位置に逃げる
      2. 海岸から離れているが、河川が近い場所で津波警報が発表された場合は、河川と直角方向へ逃げる
  5. 防災新常識-被災後の行動・避難編-
      1. 地震が収まった直後は電話は繋がり難いため、比較的繋がりやすいネットを使用する
      2. 災害伝言ダイヤルは地震直後には繋がらない(設置されるまで約30分かかる)
      3. 地域の避難場所がわからない場合は、比較的安全なガソリンスタンドへ一時避難する
      4. 避難する際は室内のブレーカーを落とす
      5. 建物内で火災にあった際はポリ袋をかぶって逃げる
      6. 会社で被災した場合は建物の危険性が無い場合はその場に留まる
      7. 気象庁では余震という言葉は使われなくなった
      8. 緊急に避難する時、避難所へ持っていくべきなのは処方薬やメガネなど
      9. 水や食料品は最低1週間分用意しておく
  6. 感想と考えること
    1. 準備を怠ってはならない

防災新常識-地震編-

家の中で地震に遭遇した場合

地震の大きな揺れが来たらまずは身の安全を図る

地震が起きた際まず最初に取る行動は、古い常識だと【火元の確認】が一番であったが、最近の
ガスは震度5以上の大きな揺れを感知すると自動的にガスの供給を停止するようになっている
(ガスメータが遮断する:東日本震災時経験済み)ため、まずは身の安全を図るのが先である。

家の中で比較的安全な場所は玄関

古い常識では柱で囲われた【トイレ】が安全とされていたが、最近のトイレは柱のないタイプが
多いため、逆に閉じ込められてしまう危険のほうが大きいそうだ。

それに比べて【玄関】は『出口を確保できる』『倒れてくる背の高いものが少ない』ため比較的
家の中では安全。ただし下駄箱やガラスには注意する必要があることと、あわてて外に飛び出さない
ように注意することが必要。

机の下が安全とは限らない

学校の教室のように広く、倒れてくるものの少ない空間では安全であるが、家庭の場合は周りから
倒れてくるものがあり、机の下の空間に閉じ込められていしまう危険性が高い。
転倒・落下物の少ない空間を家の中に準備できるように努力する必要がある。

家の中で子供と別の部屋にいた場合、まずは自分の安全を確保する

例えば子供が2階にいる場合、子供に声を掛けるなどすると階下に下りようとして余計な危険に
巻き込まれる場合があるので、まずは(玄関に逃げるなどして)自分の安全を確保し、揺れが
収まってから自分で子供のいる場所へ移動することが重要。

また、子供と地震の際にどの様に行動するかを普段から話し合っておくことも重要である。

外出時に地震に遭遇した場合

スーパーマーケットで遭遇した場合は買い物かごで頭部を保護する

買い物かごは弾力性があるので、反対にして被る(頭頂部より浮かせる形で被り手で支える)ことで
頭部を保護することができる。

スーパーマーケットには缶詰など重量のあるものが頭上においてある場合もあるため、地震発生時は
棚の近くには極力近寄らないほうが良い。

エレベーター内で遭遇した場合は全ての階のボタンを押す

最近のエレベータは地震が発生した場合、最寄りの階に停止するようになっているが
古いエレベータはそうなっていないので全ての階を押すことで近くの階に止まることができ、
閉じ込めの可能性を減らすことができる。

住宅地で遭遇した場合、極力ブロック塀には近づかない

高さが2m以上あるようなブロック塀であっても建築基準法に沿って鉄筋が入り適切な補強が
されているものは比較的倒れにくい。

また、透かしが連続しているものや、継ぎ足しされているものは鉄筋が入っていない確率が高く、
危険である。また土留のブロック塀などは土の圧力がかかっているため倒壊する危険度は高い。
どちらにせよ一目で判断するのは難しいのでブロック塀には近づかないのが良い。

学校で遭遇した場合は天井や窓ガラスに注意する

学校で地震に遭遇した場合、ほとんどの建物は耐震化されているが、天井や窓ガラスは別物になるため
予算などの関係で耐震化されていないもしくは、耐震化が遅れているものもあるので注意が必要。
東日本震災時、耐震化済みの校舎でも天井が落ちた例もある。

外で地震に遭遇した場合は様々な危険性があるので想像力を働かせて避難行動を取る

アーケードの天井、ビルの窓ガラス、自動販売機、瓦屋根、電柱、電線、外壁のタイル、看板
エアコンの室外機、ブロック塀などなど。
倒れるものや落ちてくるもののない広い場所へ逃げるのが原則である。

地震の多い地域と少ない地域

震度5弱以上の地震が多い都道府県 ※過去約95年間

1:東京  【72回(11回)】
2:福島  【58回】
3:茨城  【48回】
4:宮城  【45回】
5:北海道 【43回】
6:熊本  【40回】

但し、東京の回数が多いのは島しょ部の火山性地震の回数が含まれるためで、それを除くとカッコ内の
数字のように11回となる。
東北地方各県や熊本が上位なのは東日本震災や熊本地震の影響が残っているためである。

震度5弱以上の地震が少ない都道府県 ※同上

1:富山・岐阜          【2回】
2:愛知・大阪・香川・福岡・佐賀 【3回】
3:滋賀・岡山・高知・長崎    【4回】
4:福井・島根・徳島       【5回】
5:京都・愛媛          【6回】

少ない地域は上記のようになっているが、だからといって地震が起きない訳ではない。
3回しか記録のない大阪は今年大きな地震がおきているし、熊本は発生確率1%未満とされていたが
やはり地震は起こっている。

また、回数の少ない京都などに竹やぶが多いのは100年以上過去に地震が多かった為に竹を植えて
地盤を強化しようとしたためであるという説もある。
人が一生と認識する約80年程度の範囲で、たまたま大きな地震が起きていないというだけである。

日本に住んでいる以上地震はいつでも何処でも発生する可能性がある事を忘れないようにすることが
大切である。

現在想定されている主な大規模地震

日本海溝千島海溝周辺:海溝型
首都直下型
相模トラフ沿い:海溝型
中部近畿圏直下型
南海トラフ:海溝型

南海トラフ地震の発生確率は今後30年間で70~80%

南海トラフ地震の発生確率は東日本震災直後の想定では今後30年間で70%であったが、最近は
70~80%に引き上げられている。

この【30年以内に】というのが曲者だ。結局、何時起こるかはわからない。わからないからこそ、
起きた時にどうするかと言う事を考えておかないと対処のしようがないという事なのだろう。

防災新常識-津波編-

海の近くで地震に遭遇したら

海の近くで地震に遭遇した場合、最も近い3階以上の建物のなるべく高い位置に逃げる

津波は水深500m地点では時速250kmという速度で押し寄せてくる。上陸後も(諸条件によるが)時速30数km
以上の速度で迫って来るため頑丈で高い場所に迅速に避難するほうが良い。

海岸から離れているが、河川が近い場所で津波警報が発表された場合は、河川と直角方向へ逃げる

津波は河川を遡上してくるので、河川から溢れ出し襲ってくる場合もある

南海トラフ地震が発生した場合、東京の海岸沿いの区には最大2m以上の津波が来る可能性がある。
防潮堤や水門などが損壊している場合や地盤沈下が発生している場合は防ぎきれず浸水する危険もある。
また、多摩川や荒川を遡上する場合も考えられる。

車両での避難は渋滞を誘発し、却って避難が遅れる場合があるので極力車両は使用しない。
また、津波の速度は条件によっては時速100kmに達することすらあるので迅速な行動が生死を分ける事に
なる。

防災新常識-被災後の行動・避難編-

地震が収まった直後は電話は繋がり難いため、比較的繋がりやすいネットを使用する

SNS等で連絡がとれる場合は、それを利用する。
高齢者の方など、ネット利用をしていない場合は災害伝言ダイヤル『171』を知っておく。

尚、災害伝言ダイヤルは使用する際、キーとなる電話番号が必要となるのでどの電話番号を登録するか
家族で話し合いあらかじめ決めておく必要がある。

災害伝言ダイヤルは地震直後には繋がらない(設置されるまで約30分かかる)

どうしても緊急で連絡をつけたい場合は公衆電話を利用する。
災害時、一般電話回線は利用者の急増に加えて、通信制限がかかるため繋がらなくなる。

これは救急・消防などを優先するためで、公衆電話などの緊急の通話に使用される可能性が高い回線を優先
させるための措置である(公衆電話の回線は制限されない)
災害時、公衆電話回線は緊急通話に利用できるようになるべく使用を控えるべきである。

地域の避難場所がわからない場合は、比較的安全なガソリンスタンドへ一時避難する

ガソリンスタンドは建築基準法や消防法の厳しい基準をクリアしないと営業できないため揺れや火災に
強い。一時的な避難に向いている施設である。

避難する際は室内のブレーカーを落とす

停電し、止まっていた電気が復旧した場合通電によって火災になる場合があるため、避難する際は室内の
ブレーカーを落としてから避難する。

特に冬期の場合は電気ストーブやこたつといった暖房器具を使用していることが多いため、通電後に
火災が発生する可能性が高い(阪神淡路震災時には多発したようである)

建物内で火災にあった際はポリ袋をかぶって逃げる

火災で無くなる人の死因は一酸化炭素中毒が多いのでポリ袋を使用して早めに逃げる。
古い常識では濡らしたタオルやハンカチを口に当てて・・・というのが常識であったが、透明なポリ袋を
用意しておけばそれを頭から被り迅速に避難する方が良い。

実際ホテルなどでは避難用にポリ袋が部屋に置かれている場合もあるらしい。
一酸化炭素は色も匂いもないため気づき難く、毒性が強いのですばやく逃げることが大切である。

会社で被災した場合は建物の危険性が無い場合はその場に留まる

再び地震が発生する可能性もあるので歩いて帰るなど長距離移動は危険。家族や自宅が心配になるのは
仕方ないが、危険を顧みず行動して事故にあったりしては元も子もない。

駅のような場所は、大勢の人間が殺到するので危険。建物が安全であるならばその場に留まる方が安全。
会社での被災に備え水や食料を備蓄する会社も増えているようだ。

気象庁では余震という言葉は使われなくなった

これは、熊本地震の際に『余震の発生確率20%』という発表を聞いて自宅に帰り、翌日発生した地震が
最初の地震より強く、被害に合われた方が出たためである。

余震という言葉の持つイメージがどうしても【最初の地震より小さい】という印象を拭えない為に使用
されなくなったらしい。

家屋の耐震は大きな地震を1度は耐えられても連続で耐えられるかどうかはわからない。
よって連続で地震が起きる可能性が高いうちは帰宅しないほうが良いと思われる(最新の住宅では、
震度7を連続で受けても大丈夫な住宅もあるようだが・・・)

緊急に避難する時、避難所へ持っていくべきなのは処方薬やメガネなど

水や食料・衣類などは避難先で救援物資としてある程度調達可能。スマホなどの情報収集機器も同様に
避難先で情報を入手することは可能だが、処方薬やメガネといた個人的な要素の強いものは代替えが
効かないため可能な限り持って避難するべきである。

水や食料品は最低1週間分用意しておく

古い常識では、3日分は用意すべきとされていたが、南海トラフや首都直下で地震が発生した場合、
東日本震災の時のように被害が広域に及ぶため救援の手が長時間及ばない場合が考えられるため、
1週間分は用意しておくべきである。

感想と考えること

準備を怠ってはならない

北海道地震の被災者の方が『何も準備をしていなかった(ここに地震が起きるとは思っていなかった)』と
発言しておられたのが非常に印象に残っている。

『ここで地震は起きない』という思考は(大小の差はあれ)人間なら誰でも持っているものだと思う。
しかし日本では地震はどこでも起きる(可能性がある)という事を忘れてはならない。
せめて1週間分の水や食料は備蓄しておくように気をつけようと思う。

また、首都直下地震や南海トラフ地震では全域停電とまではいかないかもしれないが、大規模停電や
東日本大震災時のような計画停電はあり得ると思うので、その辺りも何かしら対策を考えておく
必要があると考える。

とりあえず身近なところから、まずは水かな^ω^;
池上さんの番組では水害時の対応や常識も放送されていたのだが、記事が膨大になったので
それについては次の機会にしたいと思う。
 

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