【VIVANT】登場人物多いわ^ω^; 面白かったけど(第一話感想)

TV視聴録
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謎だらけのドラマ、日曜劇場【VIANT】が遂に放送開始。
第1話はなんと108分SP。
結構な長尺だったが、あっという間の第1話だった。

いや、正直とても面白かった。演者さんやロケの凄さは
これドラマでやんの?というイメージ^ω^;
早く次回を見たいと思えるドラマだ。

ただ、公式サイトに掲載されている登場人物が現時点で
43人と凄まじく多いのでちょっと大変かもしれないw

以下しっかりネタバレしていますので、その点ご注意下さいますよう^ω^;
※演者さんの敬称は基本的に略させていただきます。

VIVANT 第一話視聴感想

ざっくりあらすじ

第1話

丸菱商事に勤める乃木憂助は、取引先に誤送金された金を回収するため
バルカ共和国を訪れるが、取引先の社長から回収は不可能だと告げられる。
親友であるCIA職員に調査を頼んだ結果、金はダイヤに換えられたと判明。

しかもそれは、テロリストに渡されていた。直接訪ねた乃木に対し、
〝お前がVIVANTか?〟という言葉を残して自爆を選択し乃木を殺そうと
するテロリスト。乃木は間一髪、野崎という日本人に命を救われる。

しかし、治療のために担ぎ込まれた病院に現地の警察が乃木を爆破犯として
拘束すべく乗り込んでくる。医師の柚木を巻き込んで身柄を拘束された3人は、
野崎の協力者ドラムに助けられて逃亡を開始する。

野崎は乃木を助けるべく日本大使館に逃げ込む事にするが、動きを察した
現地警察は大使館の周りを封鎖して待ち構える。 一行はドラムが用意した
ダンプカーで大使館の門前まで突入し、逃げ込むことに成功する。

登場人物の整理と考察

丸菱商事

乃木憂助:エネルギー事業部2課課長(演:堺雅人)

物語の中心人物。誤送金された(とされている)9000万ドルを回収すべく
バルカ共和国に入国する。そこで巨大な事件に巻き込まれる訳だが、
彼自身相当胡散臭いところが見受けられる。

高校時代からの親友という男がCIAに所属していたり、もう一人の自分
(人格?)と思しき人物と会話していたり。しかも心の中での会話ではなく
実際に声に出して会話しているらしい。

また、幼い頃両親と共にヘリに置き去りにされ、武装した車両集団に
追いかけられるシーンが(一応夢として)描かれている。砂漠では昼の
移動は危険だと判断して夕方からの移動に切り替えたり。

さらに砂漠で助けてくれたアディエル・ジャミーン父娘とのやりとりでは、
体感で1kg以下のモノの重さを誤差10g以内で量ることができたり、馬で
逃げる際には〝だんだん思い出してきました〟と発言する等など。

過去に何か一般的日本人とは別の経験があるのだろうと推察する。
一見頼りない印象を抱かせてはいるが、本当にその通りの人物かどうか
怪しい限りであるw

山本巧:エネルギー事業部1課課長(演:迫田孝也)

乃木の同期。バルカ共和国に出張中の乃木に、誤送金の犯人だと
思われていると連絡する。乃木のことは信頼している様子で彼が
犯人にされ解雇される事を心配している。

水上了:エネルギー事業部2課所属(演:古谷呂敏)

乃木の部下で稟議書や申請書を実際に作成した人物。上司である
乃木と共に金額が1000万ドルである事を確認し、申請直前で
宇佐美部長に呼ばれて席を外した。

内部調査で彼のPCから申請が実行された時点で金額は1億ドル
だったとされている。実際に申請を実行したのが乃木だと判明
したため嫌疑を外された模様。

宇佐美哲也:エネルギー事業部部長(演:市川猿弥)

乃木や山本、水上の直属の上司。稟議書に押印した際に金額は
1000万ドルだったと証言し、太田が示した1億ドルの稟議書を
偽物だと言い放った。

太田梨歩:丸菱商事財務部社員(演:飯沼愛)

申請された1億ドルの送金依頼を実行した女性社員。
稟議書及び申請書の金額は同額の1億ドルだったと証言する。

原智彦:丸菱商事経理部長(演:橋本さとし)

太田の業務の正当性を説明し、給付金の誤送金事件を引き合いに
出して資金回収の難しさを主張した。

河合幸二:業務監査部(演:渡辺邦斗)

エネルギー事業部の起こした誤送金事件についてシステムエラーと
人為的なエラーについて監査を実施し、人為的なエラーだと断定。
残された映像から乃木に嫌疑を掛けている。

長野利彦:丸菱商事専務(演:小日向文世)

誤送金の関係者に資金回収を厳命する。


とりあえず1話時点では確実に怪しいと思われる人物はいないが、
乃木がやっていないとすれば誤送金をした者(または者たち)が
存在するはずである。

本当に誤送金だったのか、意図的に仕組まれた事なのかは不明。
しかし、誰かが意図的に行ったと考えるのが自然だろう。
という事は犯人(達)はテロ組織に関連があるのかそれとも?

警視庁公安部

野崎守:外事第4課|警視(演:阿部寛)

乃木の電話を盗聴し、彼ががテロリストの幹部アル=ザイールに
会いに行く事を知り、乃木を保護する為に来た捜査官。日本
世界を巻き込む大きな渦から守るために乃木を保護すると語る。

ドラムという有能な協力者がいる。バルカ警察に追われる乃木を
保護するためバルカの日本国大使館を目指し、チンギス率いる
バルカ警察の追跡を2度も躱して大使館にたどり着いた。

現時点では乃木の巻き込まれた事態をある程度把握している人物と
思われる。ザイールが乃木をVIVANT(ヴィヴァン)だと確信した為
自分の命と引換えても殺そうとしたと知る。

柚木によってそれはフランス語で、活気のある等の意味であると
知らされるが、野崎は上記の事からその言葉には別の意味があると
推察している。

新庄浩太郎:外事第4課(演:竜星涼)

野崎からの指示を聞き、日本大使館で乃木・野崎・柚木・ドラムの
受け入れを指揮。たどり着いた4人を保護することに成功している。
野崎の部下とも考えられるが詳細は不明。

バルカ共和国関連

柚木薫:世界保健機構医師(演:二階堂ふみ)

3年前から世界保健機構の医師としてバルカ共和国に居住する。
タクシー運転手に騙され砂漠に置き去りにされた乃木を助けた
ジャミーンの主治医であり、その関係で乃木を治療していた。

ザイールの自爆に巻き込まれてジャミーンの父親アディエルが
死亡した事から、爆破事件の犯人だと思い込み乃木と野崎を
バルカ警察に引き渡そうとする。

しかし自身も乃木や野崎の仲間であると誤解され、警察に拘束
されるが、ドラムによって助けられ成り行き的に乃木・野崎と
行動を共にすることになった。

現時点で判明しているのは有能な医師という事のみ。
が、VIVANTがフランス語であると二人に教えたり次回の予告?
では『例の言葉ヴィヴァンに似てる』と発言していたりもする。

ドラム:野崎の協力者(演:富栄ドラム)

喋れないが日本語を理解し、スマホアプリを使って会話する有能な
野崎の協力者。拘束された3人を救助し、追ってきた警察からさらに
救出するなど大活躍を見せる。

さらには大使館にたどり着く最終手段も彼が準備していた。
そもそも乃木の情報を野崎が得ることに成功したのは、彼が乃木の
カバンにGPS付きの盗聴器を取り付けたからであるw

尚、彼のスマホアプリの声を演じているのは林原めぐみである。

イリア・サイハン:バルカ共和国の看護師(演:真凛)

柚木薫の同僚で看護師。薫に指示されてジャミーンの怪我の
処置を行う。

ジャミーン:バルカ共和国在住(演:Nandin-Erdene Khongorzul)

砂漠で遭難した乃木を発見した少女。父親アディエルに頼んで
乃木を家まで運んだ。母親の死を目の当たりにしたことでしゃべれなく
なっている。

パン(?)が上手く焼けずに苛立っていたが、乃木の特技のお陰で
上手く焼けて喜ぶ。アディエルいわく、主治医の薫以外に笑顔を
見せるのは乃木が久しぶりの相手だとのこと。

アディエルと共にアマン建設まで乃木の様子を見に行き、ザイールの
自爆事件に巻き込まれ怪我を負う。

アディエル:バルカ共和国在住(演:Tsaschikher Khatanzorig)

砂漠で娘のジャミーンが見つけた乃木を助けた男。
娘の主治医で心を開いている柚木薫が日本人であることから、同じ
日本人である乃木を目的地まで送っていくと約束する。

その時、スマホの画面に表示されたアマン建設について訝しげな
表情を見せていた。ザイール自爆の際にジャミーンを庇って重症を
負い薫のいる病院に運ばれたが、手術中に死亡した。

彼は娘のジャミーンが人の善悪を直感的に見抜けるのかもしれないと
乃木に語っていた。

尚、第1話最終盤で登場した役所広司と二宮和也演じる現地の親子が、
アディエルの死とジャミーンの今後について語り合っており、二人の
関係者であるようだが、この時点では全て謎である。

アル=ザイール:アマン建設(演:Erkhembayar Ganbold)

GLF社長のアリから、1億ドルをダイヤモンドとして受け取った男。
居場所を突き止めて訪ねてきた乃木を、VIVANT(ヴィヴァン)だと
断定し、家族を守るために己の命を掛けて殺そうとして自爆する。

自爆に巻き込まれて大勢の犠牲者が発生し、砂漠で乃木を助けて
くれたアディエル・ジャミーン父娘も巻き込まれてしまう。
野崎によれば、テロリストの幹部とされる人物。

アリ:GFL社社長(演:山中崇)

乃木のエネルギー事業部2課と契約したGLF社の社長。しかし、
送金された1億ドル全てをダイヤモンドに換えてテロリスト幹部と
目されるザイールに渡している事から関係者ではないかと思われる。

チンギス:バルカ警察(演:Barslkhagva Batbold)

バルカ警察の先頭に立ち、乃木を確保しようと行動する警察官。
乃木は警察を買収してザイールが潜んでいたアマン建設を訪ねたが
その際、数人が自爆に巻き込まれて死亡している。

当初はその犯人として乃木を逮捕しようと動いていたようだが、
バルカ政府が乃木に対して賞金を掛けた事を考えると国家の命令で
動いているのかもしれない。

ちなみに彼は野崎のことをアラブ系の人間だと思っていた模様w

乃木の関係者

サム:CIA職員(演:Martin Starr)

乃木いわく高校時代からの親友。サム自身は乃木をたった1人の
親友と呼ぶ。過去に何かあったのかもしれないが、現時点では不明。
職務でバルカ周辺を調べており、ついでに乃木の依頼を引き受けた。

送金された1億ドル全てが、取引先のGFL代表アリによってダイヤに
換えられ、テロリストと思しきアリ=ザイールに渡ったと乃木に伝え
潜伏先であるアマン建設の住所を教える。

まとめ

第1話感想

正直、第1話の感想は一言〝面白かった〟である。
第1話に登場した人物は、名前が判明した人物だけで20名。
名前不明のお二方を含めると22名が登場したわけだ。

公式サイトに掲載されている登場人物は全部で43名なので
まだ約半数の方が登場していないことになる。アル=ザイールや
アディエルのように1話で亡くなった登場人物もいるし。

色々と謎は多いと思えるが、今回は発端となった丸菱商事に
おける誤送金を考える。内部調査で人為的エラーだと確定
されているが、ミスだとは思えない。では犯人は誰なのか。

1人の仕業ではなく何人かが共謀している可能性もあるが、
自分が現時点で胡散臭い印象を受けるのは乃木の同期で
1課課長の山本である。

宇佐美部長が『2課の問題だから引っ込んでろ』と言った時は
『同じエネルギー事業部の問題である』と主張して積極的に
関わるように行動している。

さらに原経理部長や財務の太田と宇佐美・水上が揉めそうに
なった時は『金を押さえる事が先決』と発言して話を進めたりも
している。

一見冷静なデキる社員のように見える行動を取っているが、
シナリオ通りの行動にも見えてしまう。乃木には自分が良き
理解者だと主張している点もちょっとアヤシイ印象を受ける。

まぁ何にせよまだまだ登場人物も増えるし、乃木自身にも
色々とアヤシイ点が多いのも今後どうなっていくのかという
興味を持たせるとても良い第1話だったと思う。

第2話、早く見たいなw