【防災】ポータブル電源購入を考える – 基本知識編 –

物欲DB
※この記事にはプロモーションが含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

持ち運ぶことも可能で、かつ性能的にも十分に使用可能なポータブル電源が
個人的に購入可能になってきた昨今。アウトドア用途にも使用可能なので一石二鳥w
ということで購入を考えて色々と調べてみた。

ポータブル電源に必要な条件を考える

安全性と寿命

ポータブル電源に搭載されているバッテリーと言えば、
リチウムイオンバッテリーでほぼ間違いないであろう。
リン酸鉄三元系という差はあるかもしれないが。

2種類のバッテリーの違いは色々あるが、最近のポータブル電源では
リン酸鉄リチウムイオンが使用されていることが多いと感じる。
これは多分リン酸鉄の方が寿命が長い点を考慮してのことだろう。

リン酸鉄タイプのバッテリーは大抵数千回(2~3000回?)の
充放電が可能になっているが、三元系は数百回程度であるのが
一般的なようだ。

基本的にリチウムイオンバッテリーは発火のリスクがある
危険な物であるため、聞いたことのないメーカーが販売している
ような製品は購入しないことが重要だと考える。

停電対策として準備するものが火災の原因とか本末転倒だし^ω^;

出力ポート

一般的なポータブル電源ではAC出力ポート(いわゆるコンセント)
USB-C及びUSB-Aポートが数個、さらにDC出力ポート(シガー
ソケット)
が1個ついている場合がほとんどではないだろうか。

停電時家電を使用するという前提で考えると、AC出力ポートの
出力が1500W以上
あれば安心である。
何故なら家庭の壁コンセントが1500Wだから。

つまり家電として市販されているものは、1500Wあれば動作可能で
あるということで。これに関しては購入後に出力を上げるといった
ことはできないので、1500W出力可能な電源を買っておきたい。

防災用途が前提であるし、どんな家電を動かすか想定が難しいので
必要な条件であると考える。出力ポートの数に関しては後からでも
増やす方法はあるので、ある程度ついていれば良しとするw

容量と充電方法

容量

続いてはバッテリーの容量である。これについては言うまでもなく
大きいに越したことはないのだが、容量が大きくなれば重くなるし
価格的にも高くなる^ω^;

また、バッテリーの容量は定格容量(カタログ容量)すべてを使用
できるわけでは無く、実際に使える容量(実効容量)は大体定格の
70~85%くらいの場合が多い模様(使用する家電によって変わる)。

防災用途の観点からすると2000Wh級以上のポータブル電源が
欲しくなるが、最近のポータブル電源には拡張バッテリーという
嬉しいオプションも用意されている。

なので1000Wh級のポータブル電源を買っておいて、容量的に
不満があれば拡張バッテリーで容量を増やすといった運用も可能。
最初から2000Wh級を買うより若干安い場合が多いのでw

まぁ保管場所を多く取ってしまうデメリットはあるけれども^ω^;

充電方法

家庭用ACコンセントからの充電は言うまでもないが、ソーラー
パネルによる太陽光充電が必要だと考える。防災用途を考えれば
停電時にコンセント以外から再充電が可能であることが望ましい。

太陽光充電は、天候や季節に左右されるために心許ない印象が
あるだろうが、全く再充電できないよりは全然マシであるw
ソーラーパネルの性能が向上すれば改善されていいくだろうし。

もう一つは自動車からの走行充電に対応しているかどうか。
走行充電が使用できれば自動車のガソリンさえあれば充電が
可能となる。災害時には重要だと考える。

保管と利便性

ポータブル電源を防災用途として準備するにあたって結構問題に
なるのは保管方法である。基本的にバッテリーであるため、高温に
なる場所や極端な低温になる場所への保管はNGである。

また、充電後の長期保管においては100%満充電状態での保管は
大抵のメーカーで推奨されていない。残量80%~60%の状態にて
保管することが推奨されている場合が多いようだ。

しかし、いざというときに残量80%という状態なのも精神的には
あまり良くない^ω^; 防災用途ならやはり限りなく100%に近い
状態で保管しておきたくなるのが、心情であるw

また、放置しっぱなしも良くない。半年放置すると約20%程度が
自然放電されてしまうようなので、定期的に残量確認と充電を
行って置かなければイザというときに使えないなんてことも^ω^;

100%充電状態も良くないが0%状態も良くないということなので
1か月に一度くらいはポータブル電源を使用する方が良いようだ。
リチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電は問題ないそうなのでw

コネクタ類を繋ぎっぱなしにしないのは言うまでもないが^ω^;
まぁ、アウドドア用途と両立するのが運用面では一番よさそうだが。

保証とアフターサービス

当然だが保証期間が長いに越したことはない。
5年保証がついているメーカーもあるが2年くらいのメーカーも。
後はトラブル発生時に日本語サポートがあるかどうかだ。

ポータブル電源の有名メーカーは海外企業であることか多い。
そのため問い合わせ等行う時に日本語で対応してくれるメーカーを
選んでおいたほうが良い。

ユーザー側が英語が堪能ならば問題無いだろうけど^ω^;

最後は寿命を迎えたポータブル電源や故障して廃棄する際の
回収サービスを行っているメーカーかどうかだろう。
自治体で有害ごみとしての回収はまだまだ少ないようだし。

消耗品である以上いつかは廃棄する日が来るので回収サービスの
あるなしは重要だと考える。

まとめ

一戸建てにお住いの方であれば、家庭用太陽光発電を準備して
おけば停電時でもある程度電気は使えるだろうし、またポータブル
電源を使うにしても、運用面で有利だろう。

集合住宅(特に賃貸)に住んでいる場合マンションやアパートなどが
太陽光発電を導入していてくれれば良いが、ない場合は個人的に
ポータブル電源+ソーラーパネルを準備しておくほうが良いだろう。

そしてある程度生活の中にポータブル電源を存在させておく事が
災害時に備えることの近道なのではないだろうか。
〝頻繁に使用しすぎて残量が無い〟なんて事にならなければだが^ω^;

さて、次回は実際にどのポータブル電源が良いのか具体的に検討
してみようと思うw